ご降誕の慶び 2015年

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「いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2・14)―主の降誕・夜半のミサの福音朗読の最後の言葉が今年は一段と、私たちの願いを代弁していたのではないでしょうか。
テロや難民といった暗雲が押し寄せた年。戦後70年にあって平和と戦争という問題に再び直面した日本社会。教会にとっては、第2バチカン公会議閉幕から50年、さらに関町教会にとって縁の深い跣足カルメル会の創始者イエスの聖テレジア(アビラの聖テレサ)の生誕500年、サレジオ会の創立者ドン・ボスコの生誕200年という年でもありました。10月18日に、関町の保護の聖人幼きイエスの聖テレジアの両親が列聖されたということも大きな喜びの出来事でした。
これらの意義をすべてむつきの中に包み込んで眠る幼子イエスの息遣いに耳を傾けた夜半のミサとなりました。御子イエス・キリストの誕生は、2016年、さらに2010年代後半に向けて、いや21世紀全体に向けての新たな希望の光源です。その真の輝きがあらゆる方向に及んでいけるよう奉仕することが私たちに求められています。
夜半・日中のミサで合計約400名が参集。夜半では6名の方が洗礼を受けました。新しい家族を迎え、私たち”関町丸”は2016年へと乗り出します。

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