1月19日、今年最初の「子どもとともにささげるミサ」の中で、ふたりの神学生が子どもの頃の思い出を話してくださいました。
「他の兄弟に比べて『手のかからない子ども』として幼い日々を過ごしたが、1年前に体を壊したことで、両親が他の兄弟と同じように自分を愛してくれているということを改めて感じた。今、自分の手の中にあるたくさんの愛を、司祭になって多くの人にわけてあげたい」
「『完全』にできる人になりたいと思っていた子どもの頃、一生懸命に練習をして完璧に書けたと思った書道作品の最後の名入れで失敗し、がっかりした。けれども、厳格でなかなか褒めてくれなかった父は、今でもそれを家に飾ってくれている。人は不完全だからこそ神さまが助けてくださるのだと思う」
子どもたちだけでなく聴いていた皆の心に深くしみるお話でした。