教皇来日の余韻漂うクリスマス……2019年12月24日

diary20191224_01.png関町教会では、主の降誕のとき、祭壇前にはいつも「てれーずちゃん」、「ざびえるくん」、そして「パパ様」をかたどったオリジナルのぬいぐるみが供えられます。今年はその中心に教皇フランシスコの来日記念祝福カードの写真があります。12月24日と25日は奇しくもその教皇来日(11月23日夕方~26日午前)からちょうど1ヶ月。稲川神父様は東京ドームのミサでの祭服を再びまとい、あの来日の意義をご降誕の福音に重ねて語り、教皇の祝福のことばをあらためて告げました。
diary20191224_04s.png世界中から愛され、尊敬される「パパ・フランシスコ」来日の余韻はいまだ止むことがありません。さまざまなメディアで感想のことばや論評が次々と公開されています。アッシジの聖フランシスコをはじめ、聖フランシスコ・ザビエル、幼きイエスの聖テレジア、コルカタの聖テレサ(マザー・テレサ)の霊性を体現し、今、全世界に向けて、すべてのいのちと平和の尊さを訴え、それを守るための積極的な行動を呼びかけている教皇。そのメッセージの中心にいるのはまさしくご降誕の幼子イエスです。

diary20191224_03.png教皇来日をきっかけに教会に足を運ぶ人がそれとなく多くなっていると神父様も語りました。キリストの福音に引き寄せられる人々の波を静かに受けとめ、教会自身にも新しいいのちの息吹が吹き込まれていくなら、どんなに素晴らしいことしょう。夜半ミサ後のパーティでは、久しぶりに会うメンバーが顔を合わせ、とくに若者たちのテーブルが賑わっていました。かつて教会学校でともに過ごした仲間たちの成長の顔。互いにそれぞれの「今」を確かめ合うひと時となっていたようです。新しく訪れた人、子どもたちと保護者たち、「いい年」の人々のテーブルと、たくさんの話の花が咲いていました。教皇来日と同様、ご降誕の夜のひと時からまた新しい交流が生まれていくことでしょう。
「幼子イエスの前に集うわたしたちが、幼きイエスの聖テレジア、聖フランシコ・ザビエルの保護と教皇様の導きのもと、すべてのいのちを慈しまれる神の愛をたくさんの人々と分かち合っていくことができますように」(夜半ミサの共同祈願で添えられた祈り)diary20191224_02f.png