四旬節黙想講話

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2月18日の黙想講話のテーマは「愛情いっぱいにへりくだるキリストの心―尊者エリザベト・マリア北原怜子に学ぶ」。
前週はゼノ修道士について学びましたが、この日はコンベンツアル聖フランシスコ修道会谷崎新一郎神父様を講師にお迎えして、そのゼノ修道士と出会ったことで「蟻の街」に関わるようになった北原怜子さんの生涯について講話していただきました。
diary20180218-02.png裕福な家庭に生まれながらも、「蟻の街」に飛び込み、貧しい人々、特に子どもたちとともに生きた北原さん。その生涯を貫いていたのは、へりくだる心でした。
自分の中の弱さを見つめ、常に神さまの望みにかなっているかどうかを考え行動していた北原さんは、それほどの信仰をもちながらもそれを他人に押し付けることはなく、本当にやさしく柔和な方だったそうです。
どんな困難な状況にあっても希望を捨てず、「自分にとって大切なものを手放すことがイエスさまに近づくということ」「神さまのみ旨なら」と命をも捧げる決意をした北原さんの生き方を深く心に留めたいと思います。

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